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「世界で一番おいしいナス」ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ

「世界で一番おいしいナス」と称されるフィレンチェ発祥の「ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ」は、イタリアで古くから伝わる品種です。

最近ではテレビでも紹介されるなど、日本でも徐々に広まってきています。

ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェなどのナスは、イタリアでもよく食べられている野菜です。
加熱調理することが多く、調理法も料理もたくさんあります。

・独特の色と模様
イタリアナスは、薄めの紫色をしているのが特徴です。

全体的に薄紫色をしているものや、白と混ざっているもの、
白地に薄紫のぼかしが入っているようなものなどがあり、見た目が華やかです。

中には真っ白のナスもあり、日本の黒に近い濃い紫色のナスとは、
見た目がずいぶんと異なります。

色は薄いですが、形は日本のナスよりもぽってりとしているものが多く、
ずんぐりむっくりとしている印象です。

中には日本の中長ナスのようなものや、小さな卵のような形のものもあり、
バリエーションが豊富です。

・皮が硬い
イタリアナスは、皮は少し硬めです。
日本のナスの中には、生食に特化していて皮が柔らかい水ナスなどの品種もありますが、
イタリアナスは全体的に皮が硬めです。

皮が硬いといっても、加熱調理した後も口に残るというほどではありません。
むしろしっかりとした皮によって、とろんと柔らかな果肉が守られ、
煮崩れしにくくなっています。

・果肉が緻密
イタリアナスは、果肉がぎゅっと詰まっています。
緻密でよく締まっているので、触ってみるととてもハリがあり、硬そうに感じます。

ところが、加熱調理すると柔らかくなり、とろんと柔らかで優しいナスの食感が楽しめます。

加熱調理に向く品種の方が多く、生食することがほとんどないため、
果肉は緻密で締まっている方が、調理した後の食味が良いものの方が好まれるのでしょう。

・見た目よりずっしり重い
果肉が緻密でよく詰まっているためか、見た目以上にずっしりと重いものが多いです。
ナスは水分が多い野菜のため、日本のナスも見た目より重さを感じることがありますが、
イタリアナスはさらに重みを感じます。

果肉がぎゅっと詰まっている分、重くなるのでしょう。
その分食べ応えも出るので、1個でもたっぷり楽しめます。

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